室町テラスがオープンしたので遊びに行った際、不思議な組み合わせを目にして、思わず足を止めました。
「え‥‥?自転車でソックス??」
振り返ると、今まさに自転車をこぎ出そうとしいる人の姿が。
糸をセットして、自転車を漕ぐこと約10分。編み上がった靴下を裏返したら、つま先を縫って完成です。
自転車をこぎながら、実際に機械が動く様子が見られるチャリックス。たくさんの糸から好きな色を3色組み合わせ、長さ、サイズを選んで自分だけの靴下をつくることができます。
実際に息子が体験した時の動画です。
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靴下のつくり方、知っていますか?
この活動を行うのは、株式会社創喜 (そうき) さん。靴下の一大産地である奈良の老舗靴下メーカーです。
同社ではこども用からおとな用までさまざまな靴下をつくってきました。たっぷりの糸で編む、柔らかな感触のローゲージ靴下が看板商品。履き心地の良さもさることながら、冬は暖かく夏はムレにくい機能性の高さが大きな魅力です。
「靴下がどうやってできるか、知ってますか?
すべて機械でできると思ってる方も多いようですが、実は人の手が入らないとつくれません。
まず、デザインや組み合わせる糸の種類によって、職人が機械のオリジナルのプログラムを設計します。その機械を操る人のほか、靴下を裏返して整え、つま先を縫い合わせて、アイロンをかけて整えるそれぞれのパートで専門の技術を持った職人が必要です」
との事。確かに歯科院に於いても虫歯の治療だけでなく、口腔外科が得意な先生、根の治療が得意な先生、歯周病の先生、口腔内の健康を管理する歯科衛生士、それらをサポートしたり患者様のスケジュールを管理する歯科助手。1人の患者様を治療するにあたり色々な専門の技術、知識をもつ人間が関わります。 何か通じるものがあると思いました。 さてチャリックスに話をもどします。 チャリックスとはチャリンコをこいでソックスがつくれるので、チャリックス。実際に工場で使われている編み機でオリジナルの靴下をつくれます。
チャリックスでは、靴下をつくる経験とでき上がった靴下の両方を楽しんでいただけるんです。活動を通じて、ふだん何気なく履いている靴下のことや、ものづくりの現場に興味を持ってもらえたらと考えたそです。
体験を通してファンが生まれる
この活動、いまではファンが多いのだとか。靴下が気に入ったり、愛着が湧いたり、もう一度自転車での靴下づくりを楽しみたいとリピートする人が何人もいるのだそうです。