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台東区御徒町にある歯医者
BINO御徒町歯科クリニック ブログ担当です。
歯の外傷・打撲・脱臼
事故やスポーツなどで、不幸にして歯が抜け落ちてしまっても、抜けた歯の保存状態や歯科医にかかるまでの経過時間によっては、歯を元の位置に戻し、長期間機能を営ませることができます(再植)。 歯を乾燥させないこと(歯根膜繊維の生存)、再植固定まで2時間以内が一応の目安となります。 歯を湿潤状態で保存するといっても、水道水に浸しては歯根膜繊維の生存は望めません。身近に使える溶液としては、牛乳がよいとされています。また、学校の保健室には市販の歯の保存液が常備されていることがあります。 その他、生理食塩水なども有効です。まわりに何も無い場合は、唾液に浸してください。再植後、歯随の保存までは困難な事が多いですが、萌出してから2、3年以内の根未完成永久歯では、歯髄の再生が期待できる可能性も僅かながらあります。 歯根膜繊維の歯槽骨への生着には、固定期間が比較的短い方が有利なようです(1週間から10日)。歯根膜が生着しないと歯根は直接歯槽骨と癒着し、再植歯と隣りの歯との高さが年々違ってきます。 また、著しい歯根吸収をおこし1、2年以内に抜去せざるを得ない場合もあります。しかし、歯列咬合の成長期に、入れ歯などでなく自前の歯で過ごせることは子どもにとって幸せであり、再植の意義は極めて高いといえます。歯根破折
破折とは『歯の骨折』です。 歯冠(しかん)破折(はせつ)とは、歯の見える部分が割れる事を言い、すぐにわかる症状です。 歯根(しこん)破折(はせつ)とは、歯の歯肉に埋まって見えない部分の歯根まで割れる状態をいい、歯牙(しが)破折と言います。 歯根破折では見た目では判らない事が多く、骨の中の歯根が割れている状態なので、レントゲン検査による診査・診断を行います。 歯冠破折=目で見てわかる部分が割れるの場合は、自分の歯を残して治療をする場合が多いですが、歯根破折=目で見てわからない部分が割れる場合は、抜歯になるケースも考えられます。 万が一抜歯になった場合の治療法は近年、『義歯=入れ歯』か『ブリッジ治療』か『インプラント治療』が一般的でしたが、当院では自分の歯を移植する『歯牙移植』も新たな治療として採用しております。 親知らずやかみ合わせの無い歯、転位した歯や矯正治療の為に抜歯対象となる歯を、歯が欠如した部分へ移植したり、歯冠破折や歯根破折などで割れた修復し再植する事も可能です。 割れた歯を接着し再植修復 歯の根の先に化膿した膿の袋があり治療が難しい時は、一度その歯を抜歯して根の部分をキレイにし、割れた部分を生体親和性の高い接着剤で修復した後に再植します。 激しいスポーツをする時は通常の生活をしている時より、歯を傷つけてしまうリスクがあるので歯医者さんでスポーツ用のマウスピースを作って使用すなどして、歯に負担がかからないようにしましょう☺️歯の外傷・打撲・脱臼